蛭子能収さんっておもしろいキャラですよね。
「なんだか変人だなぁ」なんていうイメージを持っている方もいると思いますが、実は哲学を持ったすごい方なのかもしれません。
ちょっと見方が変わると思います。
今話題の本としてNHKのアサイチで特集!主婦が感動!
NHKのアサイチで「人とつながらない生き方」という特集をやっていました。
番組内では主婦がママ友との繋がりを維持するために育児もおろそかにしながら「スマホでLINE」をしている様子が写っていました。
しかもその主婦は「よく分からないが、とにかく今の自分が嫌い」と泣いていました。
俗に言う「スマホ依存」の主婦という感じでした。
そういう主婦は実は多いんです。
家庭にいながら、社会とのつながりが薄い事を嘆き、無理して周りとつながろうとする人です。
そんな方たちに今人気なのが、蛭子能収さんの本です。
この本を読んだ方は、皆さん気持ちがとても楽になるそうです。
「無理してつながらなくてもいいんだ!」
蛭子さんの自立した生き方に共感する方が多いようです。
蛭子能収さんは「つながらない名人」
蛭子能収さんって「立派な大人」とか「立派な芸能人」とか、そんな基準からは外れているイメージですよね。
マイペースというか正直すぎるというか、空気が読めないというかそんな感じがしていました。
特に子供からみれば「駄目な大人」、「なりたくない大人」にみえるんじゃないでしょうか。
でも実はしっかりとした人生哲学をもった大人の男なんです。
世話になったらなりっぱなしでいい!
蛭子さんの携帯には20日間で4件の着信しかなく、相手はマネージャや息子さんでした。
さらに休日は大好きな競艇場でボートレースを楽しみます。
インタビューの場所も競艇場でした。
蛭子さんは、
「友人より、自分のやりたいことを優先すれば良い」
「無理してつながらなくても良い」
「色々世話をしてくれる人には、素直にありがとうと言って、世話になりっぱなしのままでいい」
と語っていました。
一見「ええっ?そうかなぁ?」、「礼儀に欠ける方だなぁ」なんて思いますよね。
でも一理あると思います。
助けをコチラから求めたばあいは別です。
でも通常「世話焼き」の人はだれかの世話を焼くことで自分の「存在価値」や「居場所」を作ろうとしているだけなんですよね。
自分の事をどう思われようが気にしない。
それが蛭子さんのものすごい強さだと思います。
ひとはみんなさみしい
とにかく人は寂しいんですね。
そして安心したい。
安心する為になにかしらの保障がほしい。
だから自分が孤立しないようにルールを作ろうとする。
既読無視や返信の遅さを怒る人
それが例えば「既読無視はダメ!」とか、「返信はスグする!」につながるわけですね。
「マナー」とか「常識」という大義名分を使って、実は「自分が寂しくならないようにする」ために必死なだけなんです。
これって・・・たちが悪いですね。
本来はその人が魅力的だったり、楽しそうだったら自然に人が集まってくるはずです。
魅力的じゃない人とつながらないといけないのは苦痛です。
それでも返信してしまう人
そんな苦しい繋がりなのに返信してしまう人はなぜでしょう。
これも寂しいからです。
さらには怖いからです。
つながれないだけではなく「繋がりを絶ちたがっている」と思われる事で今度は攻撃されてしまうんじゃないか?という不安があるからだと思います。
「さみしさ」を理由に人とつながろうとする人は、みんな「過敏」です。
ちょっとしたことで傷つきますし、傷つくくらいなら攻撃してやろうと考えてしまいます。
これはホントやっかいですよね。
蛭子さんは「友達だから断れる」と言っています。
ホントの親友だったら、本来は無理して付き合わなくても大丈夫なんでしょうね。
でもつながる事はわるいことじゃない!
でも女性はもともとつながる生き物だと思います。
子供を守る為、留守を守る為、お互いに連携しながら守りをかためる。
これは女性の本能なんじゃないでしょうか?
なんかのときには支えあえる繋がりは絶対に必要です。
なんせ人は出会いによって成長しますから。
ひとりで家にいても成長はしません。
たまにハガキを出す程度で十分だと思います。
逆にそういう挨拶をひとつするだけで「あの人はいい人だ」と簡単に評価も変わります。
たまに「あなたの敵ではないですよ」、「覚えていますよ」といったハガキや短い手紙を書けばいいと思います。
そしてちょっとくらい陰口をいわれても「気にしない練習」をすればいいです。
練習になれた頃には、もう適度な距離感になれるのではないでしょうか?
自分の行動を、一度よく考えてみよう。
だれしも「つながりを強要する」側、「つながらないといられない」側のどちらにもなってしまうと思います。
なぜ自分は執着してしまうのか?
素直な気持ちをもう一度確認してみましょう。
蛭子能収さんはすごい!
そう考えると蛭子さんはすごいです。
だって周りだけでなく、日本全国の視聴者から「変わり者」と思われても全く気にしていません。
「ギャンブル好きってどうなの?」とかもいわれるでしょうけど自由に生きています。
実際に息子さんは、IT関係などの仕事で多彩な活躍をされているようです。
もしかしたら天才肌の血筋なのかもしれませんね。
自分のスタイルは変えずに愛想笑いでうまくかわしていく。
でも嘘をつく感じではなく「ずるがしこい感じ」がない。
田舎のなまりも直そうとしない。
自分の漫画をヘタウマと呼ぶ。
これは自分にコンプレックスをもっていない「のびのびと育てられた人」の特徴なのかもしれません。
本当にコンプレックスの強い人なら、なまりを直し、周りに合わせ、髪形や身なりを一生懸命整えますからね。
蛭子さんは実は理想的な生き方を実践している人かもしれません。
あと10年したら「みんなの憧れの人」になるかも?
最後に
有吉弘行さんは蛭子さんが好き!?
あの毒舌の有吉弘行さんが、蛭子さんの人間性をほめています。
蛭子さんが著書「ひとりぼっちを笑うな [ 蛭子能収 ]」の中に、有吉さんのコミュニケーション能力をほめる一節があるらしいのです。
それを読んだ有吉さんはスグにツイートして宣伝しまくったらしいです。
とても嬉しかったとのことでした。
番組内で頭をぶん殴ったりひどいことをしたり言ったりしたのに、そんな有吉さんを著書でほめていたのです。
蛭子さんの”人間的な大きさ”や、”大人な物の見方”が垣間見えるエピソードです。
人は見かけによらない!
「人は見かけによらない」とはまさに蛭子さんのことではないでしょうか!
わたしも蛭子さんが好きになりました。